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2005年 07月 30日
午前七時のスケッチです。朝、窓をあけると森いちめん霧に包まれていた。その様を
科学者は水滴の群れと観察するでしょうし、詩人はアンニュイな朝と詠むでしょうし、 画家はミルク色の靄と讃辞を贈るでしょう。同じものをみても感性の違いはおもしろ いものだなあとつくづく思います。私はというと、近視ですが眼鏡をかけても外して も同じ光景に思わず感動し、気が付くとスケッチブックを手に絵筆を走らせていまし た。この情景は小一時間も続いていました。神様の芸術は自然作品だけに、壮大です。 靄ふかく太陽の白い顔がのぞいた 山頭火(昭和八年冬)
by suugeian18
| 2005-07-30 21:54
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